clin-pharm’s blog

薬剤師/健忘録/気づいたこと

喘息の薬の使い方

  • 抗炎療法の吸入ステロイドが中心
  • コントローラー:喘息症状の軽減と消失
  • レリーバー:短期間で起動収縮改善
  • 気管支喘息発作の治療(救急外来)
    • サルブタモール(ベネトリン®)1回0.5mg+生食2mL ネブライザー20分おきに3吸入
    • メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール)40mg点滴静注
    • アスピリン喘息既往:ベタメタゾン(リンデロン®)4mgを1〜2時間かけて点滴静注
    • 酸素投与(SpO2 93〜95%を目指して)
  • 帰宅時の処方例
    • プレドニゾロンプレドニン®)25〜40mg(0.5mg/kg/day)内服(3〜7日)
    • コントローラー;フルチカゾン・サルメテロール(アドエア250®)1回1吸入 1日2回
    • レリーバー:サルブタモール(サルタノール®)屯用 1回2吸入 
  • 喘息の長期管理(外来での治療)
    • コントロール良好の定義:直近4週間以内に
      1. 日中の症状が週2回以下
      2. 喘息症状による夜間覚醒がない
      3. レリーバーの使用が週2回以下
      4. 活動制限がない
    • コントロール良好状況が3か月維持すれば治療ステップを下げることが可能